【山で歯磨き】私が山のテント泊で実践している方法。
山で歯磨き。登山を始めて最初の壁がこの問題でした。
吐き出した歯磨き粉や口内の成分やが自然環境に悪影響を与える…
専門家ではないので、どの成分が問題かは存じませんが、ダメと言われている事はすべきではないと思います。
屈強な上級者から叱られそうですが、お風呂は我慢できても、歯磨きは我慢できない私なりの試行錯誤を紹介します。
不採用になった方法
【歯磨きガム】
先ず最初に思いついたのが歯磨きガムによる方法。豊富に含まれているキシリトールが虫歯予防に効果あるとの事。
しかし、メーカーのホームページには清涼感に焦点が当てられており、汚れを落とすものでは無さそう。
歯磨きの代用にならないと判断しました。
【すすいで飲み込む】
子供の頃、スペースシャトルのクルーが実践していると知り、ショックを受けた方法です。
いざ実践してみると恐怖心が出てきます(笑)
『この泡が身体の中でどう処理されるのか…?』
さすがに清涼感のある歯磨き粉の泡を飲み込むのは健康的・メンタル的に害すると判断し、不採用としました。
毎日、飲み込みたくない泡を口に入れて歯磨き…冷静に考えると奇妙ですな
実践中の方法
【すすいで持ち帰る】
結局、私はこの方法に落ち着いています。
用意するのは以下の2つのみ
・ジップロック
・吸水性ポリマー(私は携帯トイレ用のものを使っています)
あらかじめジップロックに吸水性ポリマーを入れておき、歯磨き後にすすいだモノを中に吐き、
「固体」にして持ち帰ります。
携帯トイレと同じ原理です。
アズマ工業の製品はトイレ1回分に対しスプーン1杯が目安なので、1回の歯磨きはスプーン半分で大丈夫でした。
連泊の際は、【スプーン0.5杯分】×【宿泊数】をジップロックに入れて持っていきます。
注意!
山での水は大変貴重ですので、すすぎは最小限の水で一回のみ行います。
※後に知りましたが、歯磨き後のすすぐ回数は一回の方が良いとか。歯磨き粉のフッ素が口内に残り、虫歯予防に有効との事。
まとめ
他に良い方法が有ると思いますが、現時点では「持ち帰る」方法を採用しています。
多少装備が増え、狭いテント内で行うのは困難ですが、実施する価値は有るかと思います。
実践したことは有りませんが、同様の方法で飲みきれなかったラーメンのスープも「個体化」させて持ち帰れそうです。