【山での失敗】その1 「困った!山でバーナーが点火しない…」
山でのテント泊を始めて約1年、その間の失敗経験を紹介します。
読んでくれた方の参考になれば嬉しいです。
私のバーナーについて
SOTOの「アミカス コンパクトストーブ SOD-320」を愛用しています。
軽量でコンパクトに折り畳み可能、組み立てると意外とガッチリしている印象を受けました。
火力は1人用のクッカーでラーメンを作る程度の私には十分な性能です。
昔は他社のバーナーを使用していましたが、アミカスは燃焼時の音が静かで気に入っています。
(当時はバーナーの燃焼音が周囲に響き渡り気まずかったので、アミカスの静かさは大変有難いです)
…当初は同社のウインドマスターを予定してましたが、値段を見て諦めました(笑)
失敗談
某年8月中旬 天候:雨
木曽駒ヶ岳 頂上山荘のテント場 初のテント泊登山 2日目
北御所登山口から登山開始、スタート時は快晴でしたが5合目辺りから天気が急変!
雨風が強い中やっと着いたテント場。ビール片手に疲れた体に温かい食事を…とその時。
食事を作るためにバーナーを点火しようとしましたが、何度試みても点火せず。
ガスに引火させるための火花が発生しない事が原因です。
引火しなかったガスが悲しげに放出されるのみ( ノД`)
本ストーブにて火花の発生には圧電素子を用いた、圧電着火方式を採用しています。
出発前の確認では火花発生率は約9割。
しかし、標高2,870m、肌寒く湿度が高い状況下では圧電着火方式では火花がほぼ発生しない…
もちろん、これは想定内。
火花対策で、ライターを持参していました。
しかし…
…なんと!ライターの着火装置もバーナーと同じ圧電着火方式でした( ; ; )
ライターの着火方式は盲点であった!
店で特に気にせず安いライターを購入した私のミスでした。
なんという情けないミス・・・
ライターもバーナー同様に、何度もカチカチしても着火する気配がありません。
『火打ち石のヤツにすべきだった!』
『参った!飯作れん(涙)』
もう、天を仰ぐしかありません…水でもどしたアルファ化米が夕食…えらいこっちゃ!
その後、ひたすらにカチカチを繰り返し、繰り返し…遂にライターから聖火が( ;∀;)!
何とか食事にありつくことが出来ました。
反省と対策
緊急用のライターも仕組みを理解して用意すべきでした。
この経験から、ライターは火打ち石を使う『フリント式』に変更。
更に保険として、アウトドア用のマッチを携行しています。
やはり山では確実に動作する道具が大切だと痛感しました。
流行りのファイヤースターターも考えましたが、多量の火花でテントに穴が空く気がして止めました。