【北アルプス】燕山荘 6月後半のテント泊 雪上のテント場
北アルプスで人気のテント場がある燕山荘。
6月後半にテント泊した記録を紹介します。この時期に燕山荘でテント泊される方の参考になれば嬉しいです。
テント場、雪の状況
中房温泉からの登山道に雪はほぼ無く、山荘手前の合戦尾根の脇に若干残る程度。
軽アイゼンを持参していましたが、使う事なく山荘に着きました。
受付を済ませてテント場に行くと、今までの登山道が違う山と感じる程に雪が残り、白く輝いて見えます!
尾根の風下側に位置するテント場、風上か風下かの違いで景色が大きく違いますね。
後に燕岳山頂、大天井岳方面へ散歩で周囲を散策しましたが、テント場が1番多く雪が残っている印象を受けました。
テント設営
燕山荘到着時刻が午前9時30分。
テント場は空いていて、場所は選び放題です。
山荘でスコップを貸していただき、本日の宿をどこに作ろうかウロウロ…
ありがたい事に、風が防げる場所に前泊者の設営跡が残っていたので、ヤドカリの様に寝床を拝借します。
自分のテント(エアライズ1)に合わせて土台を作っていきます。
雪の温度が高めなのでしょう、スコップが楽に入り、ザクザクとスムーズに作業が進みます。
みぞれアイスを冷凍庫から出して、少し時間を置いて食べ頃になった様な…そんな感じ。
周囲の石を利用してテントを固定しました。
テント内の居心地等
登山日は晴れて、日差しが強かった為、雪上のテントに関わらず、中は温室のよう。
とてもテント内に長時間居れません。
意外に小さな虫も多く、雪にもめげず元気に活動しています。
虫が苦手な方はしっかり対策しましょう。
夜は少し強めの風を感じましたが、テント場横の尾根が防いでくれて、テントの揺れは少なめでした。
宿泊で利用した2021年、6月後半はテント場のトイレが使えないとの事で、燕山荘内のトイレを使用しました。
山小屋と思えない清潔感と「流せる」トイレに驚きました。女性客に人気なのも納得です。
まとめ
今回は雪上のテント泊となりましたが、人気の高さに納得の良い立地でした。
テント近く岩場に雷鳥が現れ、槍ヶ岳をはじめとする山々を眺める。
正に教科書通りの北アルプスのテント場でした。
実は…最も惹かれたのが、燕山荘。
トイレ使用の度にお邪魔したわけですが…親切なスタッフと清潔感のある建物、豊富なグッズ、そして生ビール(笑)
長居したくなる雰囲気があり、泊まっている登山者が羨ましく思えました👀
これまで、山小屋泊を避けてきましたが、これほど「泊まってみたい」と感じた山荘は初めてです。
機会が有れば、のんびり燕山荘で山の時間を過ごしてみたいものです^ ^